あなたは何のために高級ボールペンを使うのでしょうか。
もし他人の目を気にして高級ボールペンを使うのならば、在宅勤務の時には必要ないでしょう。
一方で文具マニアだったら、逆に他人の目を気にしないで使いこなせる絶好な環境です。
それでは私はどうかというと、ガッキーがTVドラマ “リーガルハイ“ で使っていたアウロラのタレンタムに、三菱鉛筆ジェットストリーム0.28mm油性インクを装着して使っています。
別にガッキーのファンだとか、万年筆マニアから悪評の高い(でも売れ行きは好調なので)0.28mmジェットストリームを使っているという訳ではありません。
(ファンではないと言いつつ、なぜかクリアファイルは持っていたりする…)
今回は山ほど持っているボールペンの中で、どうしてアウロラのタレンタムと0.28mm極細ジェットストリームEdgeになるのかを説明させて頂くことにします。
ガッキーのボールペン
モンブラン、クロス、ファーバーカステル、アウロラ、ダンヒル、カルティエなどを山ほど持つに至った私ですが、わざわざアウロラのタレンタムを選んだのには理由があります。
その理由とは、ズバリ「目立たないから」です。
冒頭画像のボールペンが、まさにアウロラのタレンタムです。「えっ、在宅勤務なのに目立たない方が良いの?」と思う方も多いでしょう。
私だって、最初の頃はモンブランのホワイトスターを消さずに、堂々と使いたいと思っていました。
しかし… 稀にしか外出しないのに、そういう時に限ってマイ・ボールペンの出番となるのです。子供の銀行口座の管理、マンション理事長としてのサイン、定期券の払い戻し手続き…
いやいや、これはホワイトスターを黒マニキュアで塗りつぶしたモンブラン油性ボールペンで対応可能です。いつも通り、いつでも使えるようにモンブランのマイスターシュテュックが待機しています。
ただし最近はラフな格好が多くなりました。そうするとラフな格好の時にも持ち歩けるようなボールペンを常備したくなります。
(手帳がなくても財布の中のレシートで代用できるけれども、筆記具は絶対に必要)
それで同じくガッキーがTVドラマ “全力ガール” で使っていた、アウロラのイプシロンというボールペンを短パンにしまって持ち歩いています。
(ホントにガッキーのファンではないんです。リーガルハイでは服部さんの前で使っていたたり、全力ガールでは会議中にテーブルの上に置いているのまで見ていますけど…)
ちなみにこちらのアウロラのイプシロンはお値段的に結構お手軽で、ノック式という珍しさがあります。菅野美穂とか高畑充希(忘却のサチコ)とか、何人もの芸能人がTVドラマで使っている有名品です。
そして残るは、「サインでなくて仕事のメモ用に使うボールペンをどうしよう?」という話になります。何だかんだで子供の学校へ行って面接試験や保護者面談を受けているし、マンション理事長として管理人さんたちと業務連絡することもあります。
モンブランのマイスターシュテュックでも間に合うものの、大量にメモを取る場合に備えて高価なモンブラン製ジャイアントリフィルは浪費したくありません。
つ、つまり相変わらずメモ取り用のボールペンの出番は多い訳です。若いうちは分からないかもしれませんが、私のように歳を取ると実感できるようになるでしょう。(汗)
そんな訳で、まず宝石が輝いているボールペンは論外です。マンションで御近所さんに目撃されたら、何を言われるかわかりません。
だから目立たない&使いやすいボールペンとして、アウロラのタレンタムの出番となる訳です。特に軽さ(24g)は相当なもので、何時間でも使い続けることも可能です。
(リーガルハイでガッキーが使っていたボールペンって、ドラマを見た人は全く覚えていないほど地味だったでしょう。そこが良いのです)
0.28mmジェットストリーム
そして「ガッキーのボールペン」で使う油性インクは、三菱鉛筆0.28mmジェットストリームEdgeです。万年筆ユーザからは悪評の高い油性ボールペンインクです。
とうとう文房具マニアに有名な「ちゃんネルDays」でも取り上げられていました。なんでも薄くて紙質が良くない紙だと掠れるとのことですが、私が全く経験していないトラブルです。
(なんか万年筆ユーザはペンを寝かせる癖が染み込んでいるせいか、数時間使った程度で「掠れる」って音を上げる人が多いですね)
0.28mmなので小さい文字は書きやすいし、後で注記を入れるのにもピッタリです。これ以上はないほどシックリするんですけど、1週間以上も使い込んだリフィル(替芯)だからでしょうか。
(ちなみに私のジェットストリーム0.28mmは生産開始時に初販売された初期ロットですが、確かに使い始めた2-3日は掠れが少しありました。その後はインクフローが豊富になって、一気に使い勝手が良くなりました)
確かに「ちゃんネルDays」で指摘されている通りで、書き心地は独特(コリコリ?)です。しかしこれのおかげで、我が家のチープなテーブルであっても、気になる雑音を立てずに書くことができる訳です。
(モンブラン製のジャイアントリフィルやパーカーの油性替芯だと、紙1枚の時は「コツコツ」とうるさいです)
「あれっ、芯の形が合わないんじゃないの?」と思われた方は、その通りです。ちょっとマニアックですが、下記画像のように替芯を大型付箋紙などで巻きつけた「即席替芯」を作成する必要があります。
(こちらはアウロラのイプシロン用にペン先のプラスチックを削っていますけど、ガッキーのタレンタムはピンクの付箋紙を巻き付けるだけでオッケーです)
使い慣れていない方には、0.38mmのタンク式ジェットストリームがオススメですね。ただしこちらはパーカー互換芯なのでガッキー・ボールペンに正式対応している替芯ですが、微妙にペン先とボールペン口金の穴に隙間があります。
これは高級ボールペンでは良くあることなので、透明マニキュアで塗ってカタカタ音を封じるか、セロテープの切れ端で調整すると良いでしょう。
(ちなみに現在の私はセロテープ派です)
まとめ
在宅勤務になると、やはりオフィス業務とは変わって来ます。
しかしまさか、自分がこんなにも「目立たないボールペン」を必要とするとは思っていませんでした。たまたま手に入れたガッキー・ボールペンですが、「できればもう一本欲しい」とまで考えています。
逆に職場だと気心が知れた者ばかりだし、クロスのボールペンを使う人も多いです。事業主幹はモンブランのスターウォーカーを使っています。むしろ在宅勤務の方が気を使う必要があるのだから、不思議です。
そう言えばリーガルハイではないのでガッキーは登場しませんが、半沢直樹も新シリーズが始まっています。あちらも万年筆が登場しているそうなのでチェックしておかないと。
(ガッキーが登場しないせいか、初回は録画し忘れました)
と、いう訳で、ガッキーのファンではない者からのアウロラ・タレンタムに関するレポートでした。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:四葉静