ジェットストリーム

0.28mmジェットストリームEdgeを1本使い切り満足

使用済みジェットストリーム0.28mm

ようやく冒頭画像のように、0.28mmジェットストリームEdge替芯を使い終わりました。

いろいろ事情があって1年近くかかりましたけれども、感無量といった想いがあります。

それに最近は快適なので、この0.28mmジェットストリームEdge替芯しか使っていません。(他の替芯も劣化するので、早々に消費するのが望ましい)

  • 5本を各種ボールペン軸で使用
  • 新しいワークスタイルでメモ取らない時期が発生
  • そもそも0.28mmでインク消費量が少ない

いろいろと事情あって時間を要しましたが、私のように完全に使い切った者は稀でしょう。

そこで今回は、使用感を徹底レポートさせて頂くことにします。

ちなみに冒頭画像のボールペンは、ガッキーがTVドラマのリーガルハイで使用していたボールペンです。

別に彼女のファンだから使っているという訳ではありません。このアウロラのタレンタムというボールペン軸と、少し使い込まれた後の0.28mmジェットストリームEdgeの書き心地が素晴らしいのです。

やっぱり書き心地が良くないと、作業効率が大幅ダウンしてしまいます。この基本が押さえられているから、ジェットストリームはスゴいです。

寿命

ボールペンの替芯は、けっこうアタリ・ハズレがあります。最後までインクを使い切ることなく、チップの不調などで使えなくなる替芯(リフィル)も存在します。

私は0.28mmジェットストリーム替芯が販売開始された時に調達した替芯ですけど、5本全てが順調に書くことが出来ています。

そして5本のうち1本は、冒頭画像のように使い切ってしまった訳です。耐久性に優れ、寿命は心配する必要がないと言えます。

それにしてもスゴいです。カランダッシュのゴリアット替芯は8km書くことが出来るとのことですが、今回は3倍の24kmくらい書いたような気がします。

細いプラスチック芯なので「気のせい」だと思いますけど、やっぱりボール径(チップ径)0.28mmだとインクの減少が遅いです。

それでも1本も脱落しないのだから、大したものです。さすがは三菱鉛筆さんというところでしょうか。

それに使用中に急にインクが出なくなるトラブルがないのは、使っていて快適です。

書き味

どんなにコストパフォーマンスが良くても、書き味が良くなければ「筆記具失格」です。

人間とは現金なもので、書いていて快適だと作業効率も大幅アップします。だから私はゲルインクのボールペンも否定しません。

さてところで0.28mmジェットストリームEdgeなんですけど、実は最初は「猫をかぶっている」という感じです。

油性ボールペンとしては珍しいですけれども、さすがに0.28mmというチップ径が影響しているのでしょうか。

まず使い始めの時点では、「コリコリ」という印象です。インクフローは、イメージ的に0.28mmジャストといった感じです。

文字が掠れることはないですけど、万年筆のような「浅い筆記角度」になると「引っ掛かり感」が出て来ます。

しかし… こういうギリギリ合格という使用感は、少し使い込んでいくと変化します。

たとえるならば、F1でタイヤのならしが終わると走行感が変わるようなものです。チップが摩擦少なく回転するようになるせいか、インクフローが良くなります。書いている時の「引っかかり感」も完全に消えます。

特にガッキーのアウロラ・タレンタムだと快適です。どういう訳か、超極細のマジックを使っているような感触になって来ます。

もはや完全に、油性ボールペン替芯とは別物です。ペン先のコントロールが快適です。

スーパーのレシートをメモ帳代わりに使っても、全く問題なく使えます。

三菱鉛筆さん、スゴい替芯を開発したものだと感心します。

筆記角度

万年筆に慣れた人ほど使いにくいのが、0.28mmジェットストリームEdgeです。

あちこちで厳しい評価を下している人がいますが、判で押したように万年筆使いです。

万年筆は構造上、ペン先を寝かせて使いますからねえ。

しかし0.28mmチップ径なので1.0mmチップ径ほど角度に強くないですけど、実はあまり気にせず使うことが出来ます。

たしかに最初のうちは、紙によっては掠れることがあります。

しかしインクフローが豊富になって来ると、掠れとは全く無縁の存在になります。頼もしいです。

それに… 0.28mmを使う人の多くは、小さい文字が書きたいという人が多いです。そういう人は、自然と筆記角度が90度に近づきます。

私は書き心地の観点から0.28mmを使い始めましたけど、それでも60度くらいにすると安定して書くことが出来ます。

けっこう寝かせ気味の角度ですけど、ジェットストリーム独特の低粘度インクによってクッキリした文字になっています。

特に興味深いのは、ペン先をゆっくりと動かす時ですね。丁寧に文字を書こうとすると、超極細マジックのような感じになります。

そしてインクフローも低粘度インクと相まって最大限となり、書き跡もマジックに近い印象になって来ます。

とりあえず文字が掠れると不満の人がいれば、筆記角度に注意してみると良いかもしれません。

まとめ

0.28mmジェットストリームEdge替芯の書き心地は素晴らしいです。

これを使った後にジェットストリーム0.38mmや0.5mmを使うと、「ああ、低粘度インクだけれども、やっぱり油性ボールペンだな」と感じます。

0.28mmジェットストリームEdge替芯は、こういった油性ボールペンの書き心地とは異なります。

三菱鉛筆さんも、本当に面白い製品を開発して下さったものです。

しかし… 幾ら文章で説明しても、なかなか上手く説明することは難しいです。

(自分の筆力が不足していることは棚上げ)

やっぱり自分で試してみて頂くのが、一番かと思います。

ちなみに最近はネットでなくても文房具店で購入できるようになりました。私の場合、近所の本屋さんでも販売されていました。

別にガッキーが使っていたようなブランド物に収めて使う必要もないでしょう。興味があれば、百均のボールペンに収納して使っても良いかとおもいます。

そういえば冒頭画像ではプラスチック部分に削った後がありますが、これはモンブランのマイスターシュテュックで使っていたからです。

さすがにモンブランに装着して使用する場合は、ペン先部分のプラスチックを加工する必要があります。

この点は注意した方が良いでしょう。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:よつばせい